2011年1月、新しいソアロンドレスの素材を提供しました。
デザイナーは白浜利司子さん。モデルは剱持たまきさん。
2011年3月3日〜4日、ふくい南青山291にて「フクイテキスタイルステージ」に参加しました。
女優 剣持たまきさんも応援に来てくれました。
2011年3月23日〜24日、JW MARRIOTTにて個展を開催しました。
ファッション週刊誌WWDジャパン 2011年3月28日 vol.1626
素材メーカーを支える産地企業
合繊及び紡績メーカーのテキスタイル開発を支えたのが、北陸(石川・福井・富山)や静岡などの繊維産地のテキスタイル企業だ。素材メーカー、特に合繊メーカーは国内に織り・編み、染色・加工の設備を持たず、地方の中小企業と一体となってテキスタイル開発を行なってきた。各工程が分業体制にあり、それぞれが独自のノウハウを持つ産地と協力することで、奥行きのあるテキスタイル開発が可能となってきた。90年代まで素材メーカーの影響が強く、相互依存関係となり、系列化されいた産地企業も現在はそれぞれのノウハウを武器に、新しい取り組みを始めている。たとえば三菱レイヨン・テキスタイルの優良パートナーの1つである畑岡(福井県、畑岡茂・社長)は、「リツコシラハマ」とコラボレーションした素材開発を行ない、海外にも販路を拡大している。
写真:畑岡(福井県、畑岡茂・社長)が「リツコシラハマ」とコラボレーションして開発した「ソアロン」テキスタイル。モデルは女優の剣持たまき
日本経済新聞 2011年11月4日
高級服飾に活路
プラダ、ルイ・ヴィトン、イッセイミヤケ…。高級服飾ブランドを支える布地のメーカーが福井市にある。三菱レイヨン向けの合繊加工を手掛ける畑岡。プラザ合意後の円高で繊維産業が苦境に陥った時、高級ファッションに活路を求め顧客を開拓してきた。工場脇の倉庫には、パルプやポリエステル素材の色とりどり布地サンプルがならぶ。試作品だけで毎年約1000点を作る。「職人による匠(たくみ)の技だけではだめ。売る努力があってこそ」。と社長の畑岡茂(60)がかばんに詰め込み、世界中を駆け巡る。
素材の良さに加え、少量でも注文に応じる柔軟さが強みという。売上高海外比率は今や7割。最近はロシアや中国のデザイナーからも引き合いがある。気がつけばブランド界のブランドに。「怖いのは円高ではない。顧客の志向が見えなくなることだ」(畑岡)
自社の強みは何か、消費者にどんな価値を提供できるのかを問い続ける。その取り組みが、円高をはね返す世界ブランドへの一歩となる。
福井新聞 2011年12月9日
織物工場巡り技術アピール
県外のアパレル、商社関係者らを招待し、織布企業の工場を巡るツアー「ジャパン フクイ テキスタイルズ」が8日、福井市などで始まった。各企業は、ツアー参加者に作業工程を説明しながら、県産織物の高い技術をPRした。
県織物工業組合の主催で5月に続き今年2回目。ツアーには県外のアパレル、商社、個人デザイナー、学生ら37人が参加した。4グループに分かれ、嶺北の2企業ずつ計8企業を回った。
9人が訪れた福井市稲津町の足羽工業所(畑岡茂社長)では、担当者が撚糸機や空気で横糸を通すエアージェットと、ウオータージェットの織機について説明した。
工場見学後、参加者は、再生ポリエステルの糸で織った生地サンプルなど、同社製品の手触りなどを確認しながら品質の高さをチェックしていた。都内のアパレル会社に勤めている参加者の一人は「国内の技術の高さをあらためて実感した」と感激していた。
9日は、県繊協ビルで、組合員企業14社による展示会を開催。過去のテキスタイル、資材向けテキスタイルなどを並べる。